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賽は投げられた。人事尽くして天命待つと言うか、転がりだした物は止められないというか。まぁ、ちょとは覚悟しとけよ。
基本的に毎日更新。出来なかったときは遡ってやります。多分。きっと。出来たら良いな

水平線まで何マイル?

ABHAR 水平線まで何マイル? 体験版やって立ち絵と比留間狂乃助閣下が気になるので買ってきた。
ワイド画面を行かした画面デザインは良い感じだけど、ツッコミどころ満載過ぎて、残念な出来になってます。
これはあれか、トップを狙えのパロディかな?


グライダーにフライ・バイ・ライトなんか使うなっての。そのエルロンとかエレベータとか動かすアクチュエータの動力はどこから持ってくるんだよ?
アクチュエータって結構重いよ。大型機だと操縦輪からアクチュエータまでの距離が伸びるのとパワーアシストする関係でメリットあるけど、全長15mくらいの機体なら、ワイヤで十分軽い。
その動力機器の分軽くして、エネルギーは他にまわすほうがいいよな。

地面効果の説明もなんかオカシイな。
あれ、どっちかって言うと揚力と言うより、翼と地面間に発生するエアクッションを利用する方法だから、あの説明はなんかおかしいっていうか足らない。
ベルヌーイの定理どおり、高速で動く流体の圧力は下がるので揚力が発生して飛行機は飛ぶんだけど、地面効果は、翼と地面の距離が狭まってくると、翼下面の流体の逃げ場がなくなってくるので、翼下面と地面間の圧力が上がって浮上するから、地面効果では翼上面の流速がまったく無くても揚力が得られる。HDDのヘッドみたいに。

作中のようなウルトラライトプレーンで電動でエネルギー制限のある(人力飛行機のように制限が大きな)状態で飛行距離稼ぐのが目的なら、わざわざ高度上げてポテンシャルエネルギーを稼いでダイブして速度稼ぐ必要は全くなくて、ポテンシャルエネルギーを稼ぐだけの動力源があるなら、最初から地面効果の発生するところで、プロペラの定常運転するほうが、経済巡航になる。
ポテンシャルエネルギーを稼いでパワーダイブするディッピングのようなマヌーバで経済的なメリット出てくるのは超音速機(燃費と機体安定性の悪い遷音速領域を短時間で抜けるため)と宇宙機の地球周回軌道投入とか(こっちは高度300kmくらいから250kmくらいまでダイブして3~4km/sくらい加速する。そのあとは惰性で一気に高度400km~まで上がるけど)だけだ。それ以外の航空機には全くと言っていいほどメリットない。ディッピングできるような機体強度考えると、機体ははかなり重くなるしね。
なんちゅーフライトマヌーバだ

本当の動力機なら高度稼いで飛ぶ方が空気抵抗も少ないし、滑空距離も取れるので、そっちの方が良いはず。

つーか、グライダーライクなウルトラライトプレーンだったら、地面効果なんて使わずにさっさと高度稼いで、上昇気流捕まえる方が良いだろ。
完全に無動力のグライダーでさえ上昇気流さえ捕まえたら1000kmくらいはとべるし。世界記録だと、3000kmくらい飛んでたはず。
パラグライダーでさえ数百キロは飛んでるはずだ

なんか前提条件が間違ってる気がして成らない。
シナリオライター、グライダーって鳥人間コンテストでやってる人力飛行機みたいなの思い浮かべたのかなぁ?

フライバイライトとか地面効果とかただ書きたかっただけじゃないのかと小一時間、問い詰…以下略



とかつっこみながらやってたら萎えてきた(爆
システム的には悪くないから、今後の作品に期待。
シナリオは、物理・工学的な裏を有る程度は取った方が良いなぁって気はする。
立ち絵とかは綺麗。
主人公のボヘミアンッぷりがまたアレだけど。