それは経営戦略がマズいだけ
ソフトバンクの通信量の半分をユーザーの2%が占拠、通信量増大は「携帯事業会社の経営者の悩み」
通信量の半分をわずか2%のユーザーが占める形となっていることが同社社長の孫正義氏によって明かされています。
2%のユーザの為に他のユーザが迷惑被ってるから、ダメというのならまだしも、
インフラが空いているなら何も問題ない。
マズいなら、経営戦略がマズいだけだろ。
対外接続にはらう金は兎も角として、
他のユーザに迷惑を掛けない方法は簡単で、インフラ面に関しては、パケットキューイング導入すれば、何も問題ないんじゃないかな?
パケットキューイングを個々の部分で実施して、トラフィックの優先順位を設定すると。
通常のユーザは通常の優先度、高トラヒックユーザは低優先度、VoIP関係は最優先と。
今後、VoIPとかにシフトするだろうから、パケットキューイングはインフラとしては必須になるはずだから、導入コストは必然的なものじゃないかなと思う。
パケットキューイングってのは、理解できない人には本当に理解しづらいものだと思うので、簡単に解説すると、
1.4車線の道路から3車線とか車線数が少なくなる区間があります。
→そのまま車線数を減少させると、減少部分で大渋滞が発生してしまいます。
2.車線数が減る手前に料金所を設置します。
→その料金所は、最優先、通常、後回し等々、複数の優先順位が付いたゲートがあります。
3.最優先のゲートに車が居る間は、それ以外のゲートからは車を流しません。
4.最優先のゲートに車が居なくなると、次に優先度の高いゲートの車を流す。
5.最も優先度の低いゲートまで、それを繰り返す。
6.上位の優先度のゲートに車がやってくると、下位のゲートではゲートを閉じ車を止め、上位の車を先に流す。
7.あとは繰り返し。
ここで、車=パケット、車線数=経路の通信速度(帯域)、料金所=キューだと思えばいい。
もっと理解できない人向け。超ラディカル。
パトカーや救急車が来れば、いかなる時でも先に通す。
普通車は普通に通っても良いよ。
特大貨物車は、道路が混んでなければ通っても良いよ。
つーこと。
パトカーとか救急車=VoIP等の高優先度パケット、
普通車=通常優先度パケット
特大貨物車=高トラヒックユーザのパケット。
これがパケットキューイングとかパケットスケジューリングって言われるもの。
こうすればインフラのポテンシャルを目一杯使えた上で、帯域の範囲内では、個々のサービスには殆ど影響を与えなくてすむ。
逆に対外接続の件に関しては、対外接続の最大トラフィック時に発生するコストを、総ユーザ数で割って、それをパケット定額の定額料金にすればいい。
確かに、あまり使ってない人は、他人の分を負担することになるけど、どんな使い方しても定額って安心感はあるわな。
使いまくってる人にすれば、定額。でもパケットキューイングで混んでいれば速度は低下するって言う制限が付く。
まぁ、各基地局とかそう言うところの機器をパケットキューイング対応の機器に更新しないとダメなので、すぐに導入出来るところは少ないかも知れないけど、最近のネットワーク機器は対応してたりするので、あんがい設定だけで済みそうな気がする。
音声通信もVoIP化されれば必須だから、4Gあたりだと必須になってるんじゃないかな?