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賽は投げられた。人事尽くして天命待つと言うか、転がりだした物は止められないというか。まぁ、ちょとは覚悟しとけよ。
基本的に毎日更新。出来なかったときは遡ってやります。多分。きっと。出来たら良いな

安っぽいな

楽天・三木谷社長、英語で決算発表 「公用語化」を実践


 英語を使う理由について、三木谷氏は「我々の最も重要な施策はグローバル化だ」と説明。「英語はストレートに表現するが、日本語だとあいまいになる」とし、仕事の効率が上がるとも強調した。

 日本人同士の意思疎通で混乱はないのかとの質問については、「英語をしゃべらないといけない環境を作っている。今は日本語で補足しないといけない場面もあるが、1、2年後には全社員が流暢(りゅうちょう)な英語が話せるようになる」と、最後まで英語公用化の意義を力説した。(五十嵐大介)


考え方が安っぽい。
グローバルスタンダードの言語って意味では英語が使えたことに越したことはないけれど、
世界的市場で張り合うだけの技術力・経済力があれば、日本語とかそれ以上にマイナーな言語でもクライアントとかディーラーとか、向こうが通訳を付けてやってくる。
先進国の研究者が現地の通訳付けて、新薬の原料を探しにアマゾン川流域の少数民族と交渉したりするようにな。

言語ってのはあくまで道具。それを使って、何を伝えるか。それは技術だったりノウハウだったりする。
あくまで言語は道具。
だから今回三木谷のやった事というのは、楽天には世界と対等に張り合う、技術やノウハウがないって事を自らさらけ出したもんだ。

市場に張り合えなくなった企業ってのは、こういう過ちを良くするんだよな。
価格勝負とかまさにそう。価格以外にアドバンテージがない。だから誰にでも真似できるし、真似される。
真似されるようなことをやってるようじゃ駄目なわけ。

企業ってのは運が良ければ最初の10年はなんとかなる。
でも次の10年は、最初の10年の間に、儲からないところに金を掛けていないと、大概続かない。
儲からないところってのは、設備投資、研究開発、社員教育とかな。
流行るかどうかも判らない、海の物とも山の物とも判らない時に、手を出して失敗しておくこと、
それをしてないと、時代が移り変わったときに、乗り遅れる。
乗り逃げれば、パイオニアとしてノウハウを独占して、後追いの企業への絶大なアドバンテージになるし、
流行してから、研究開発とかするようだと、後追いになってしまって、コスト以外にアドバンテージとなる部分が無くなってしまう。

と言うわけで、楽天ってのは、乗り遅れちゃったわけだ。
で、こういう状況になってるんだろうね。
社内公用語を英語にするのなら2000年時点で実施しておくべきだった。
つーか、それ以前にショッピングモールのモデル以外に違うモデルを考えておくべきだったってのが正解じゃないかな。

実際楽天って出店してるショップが減ってるんだと思うよ。
マージン増やして売り上げ維持してるだけじゃないかな。