燃やさないゴミ問題
大概の自治体だと、燃やすゴミと燃やさないゴミ、リサイクルゴミとして古紙、アルミ缶類、ガラスビンとかに別れているんだと思うんだけど
燃やすゴミはいいとして、燃やさないゴミ。これが問題だと思う
リサイクルゴミは後工程はマテリアルリサイクルなのでまぁいいとして
燃やすゴミ、これも焼却処分するものって事なので判りやすい
わかりにくいのが、燃やさないゴミ。
これはリサイクルゴミと燃やすゴミを除いたすべてのゴミがここに含まれてる
プラスティック類(ナイロン袋とかそういうパッケージ類)に家電とかの金属、プラ混合物、茶碗等の土塊にリサイクル対象外のガラス類、等々
一昔前は、プラスチック類は、燃えるゴミ扱いで燃やしてたわけだ。
ところが、焼却炉のカロリーオーバーで炉を傷めるとかダイオキシン問題で燃やさないゴミって事になって、埋め立て処分なった。
ところが最近また事情が変わってきて、焼却炉の耐用年数等で更新された焼却炉はこう言う物も燃やせる用に作ってある。もちろんダイオキシン問題とかも対応済み
でで、ここ10年位の燃やさないゴミの処理フローってのは、
1.燃やさないゴミを集積
2.処理センターで破砕(シュレッダーとかで1cm角くらいまで細かく砕く)
3.破砕片から金属類を回収(磁石とか誘導電流で)
4.破砕片の軽量物と重量物を仕分け
5.軽量物(プラ類、紙、繊維類)は焼却ゴミとして焼却炉へ
6.重量物は埋め立てへ
って事になってる。
家電みたいな物はプラと金属、ガラス類の混合物なので仕方ないとしても、
梱包材とかのプラスチック類は、わざわざ、破砕処理した上で、焼却することになってる
これじゃ、燃やすゴミに分類しなおした方が良いと思う
燃えるゴミから燃やさないゴミに分類しなおした経緯があるから、今更燃やすゴミにって変更しづらいんだろうけど、燃やすのが前提なら、そうした方が良い
細かく砕かれているだけに、燃焼速度が速くて炉を傷めやすい筈。
燃やさないごみの処理(不燃・粗大ごみ処理設備)について
所沢みたいに、「燃やさないごみ」の名称を「破砕ごみ類(容器包装以外のプラスチック、金属類、陶磁器、ガラス類、皮革類等)」に変更してるところもある
どこの自治体も最終処分地には困ってるので、殆どこの破砕処理を経由している。
ゴミに掛かるコストって増えてるので、節税とか言うなら、こういう所の分類見直せば良いのにって思うわ
ちなみにこういう感じ