実は天下りは大事
来年の新規採用を減らすのは、「天下りの全廃」という民主党の公約を受け、定年前に辞める官僚が激減しているため。しかし、今回の方針は国家公務員採用試験の直前に発表されただけに現場の混乱は大きく、「なぜ就職難のこの時期に」と怒りの声も上がっている。
実を言えば、天下りに関しては否定派ではない。
別に天下りは悪いことでも何でもない。
有る組織の、高給取りが止めるわけで、組織にとっては、若返りのチャンスになる。
当然、組織にとっては人件費も抑えられる。
で、天下り先を作る必要があるから、天下り先でそれなりの規模の雇用が発生する。
天下りの最大の問題は、天下りしたヤツが、ロクに働かず、異常な高給で有るって事と、その状態で2~3年経過後に退職すると、やっぱり異常な額の退職金を受け取ると言うことに尽きる。
それさえなければ、天下りってのは良くも悪くも適切に稼働するので、生産的かどうかはおいておいて、雇用が発生するって点では非常に重要だったんだけどなぁ。