ディーゼルエンジン
このクルマに積まれているのは、マツダが新たに開発、量産化した「SKYACTIV-D」シリーズの第1作、4気筒2.2リットルのディーゼルエンジン。
その技術的キーポイントの1つは、これまで17〜20ぐらいが常識だった圧縮比(シリンダーの中でピストンが最下位置=下死点にある時の容積と、最上点=上死点に達した時の容積の比)を「14」まで落としたこと。
ディーゼルエンジンは、吸入した空気をギューッと押し縮め、それによって温度も上昇(断熱圧縮)したところに燃料を噴き込み、その微小な液滴が気化したところから一気に燃焼する。ここで燃焼による圧力が急激に高まり、エンジンを内部から「叩く」ので、あの尖った音が響くのである。
圧縮比下げると熱効率下がってしまって、あんまりディーゼルのメリット無くなってしまうだろ
船舶用の1気筒が20Lを越えるような低速ディーゼルだと、そもそも熱効率が高いので圧縮比が10〜13くらいだから14ってのはそれほど低くないんだけど
高速ディーゼルとしては低いので、ここまで圧縮比下げると熱効率はガソリンエンジンなみかも知れん
で、高圧縮比維持しつつ、排気からエネルギー回収するってことで、ディーゼルは
ターボチャージャーが不可欠になってくるんだけど、これ圧縮比下げると、こう言う事できなくなるので、メリット無くなってしまいそう。
本質は、高セタン価(軽油・重油でのガソリンで言うオクタン価みたいなもん)の燃料突っ込むしかないんだけど、
これに関しては改質剤か、改質剤使うと排気が汚れるんだけど
、セタン価の場合は使う直前に燃料に空気吹き込んで酸化させれば、セタン価は上がるので、技術的にクリアできそうな気がするんだけどな
自動車用っていうか乗用車用ディーゼルって日本って遅れてるけど(需要がなかっただけ)、産業用ディーゼルって日本メーカーは結構強い。コマツとか、IHI系のディーゼルユナイテッドとか
乗用車用としては第一歩を踏み出したところなので、仕方ないと言えば仕方ないんだけど、なんかなぁって気がしてならんわ
乗用車用高速ディーゼルは今んところマツダしかやってないのでマツダには頑張って欲しいところ