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賽は投げられた。人事尽くして天命待つと言うか、転がりだした物は止められないというか。まぁ、ちょとは覚悟しとけよ。
基本的に毎日更新。出来なかったときは遡ってやります。多分。きっと。出来たら良いな

2002/05/19 (Sun)

昨日の続き。
グリーティングカード探しに徘徊。

まぁ見つけたのでいいとする。

帰りに古本屋で、岩明 均「寄生獣」全巻読破(爆)
まぁなんと言うか。

ハル・クレメント「20億の針(Needle)」まんまな気がしなくもない^^;
ジャック・フィニー「盗まれた街(The Body Snatchers)」を足して2で割ればイイ感じかな。

まぁそれは良いとして、今さら寄生獣なわけですが、
中学生時代に読んだ時と大分印象が違うわけで。
当然と言えば当然か(笑)

何が凄いって、「人間とはなにか?」を人以外のものに問わせた作品がありましたか?
唯脳論(ゆいのうろん)のが有って、心は脳が作り出した産物であると。
ぶっ茶けた話、国境ってものは、脳が認識した結果だと。
家族ってのは、脳が認識した結果であって存在するものではない。ってな考え方。

では、人間とはなにか?、何をもって人間と認識するか?
例えば植物状態、脳死状態、死亡状態を人間と認識するのか?
辞書を引くと「一定の感情・理性・人格を有する」とある。
上の例は人ではあるが人間ではない。

では、人でないナニカ。人工知能でもいい。それが、人格を有した時、
それは人間と言うのか?

寄生獣のバケモノは常に「人間とは何か?。自分はいったい何のために生まれてきたのか?」を問う。

唯脳論というか哲学で一つだけタブーとされている事がある。
「脳」で「脳」を語ること。
脳は神経の構造体である。それは脊椎を通り末端神経まで繋がっている。
そして、唯一痛みを感じない器官であると言う事。

じゃぁ、脳の中で起こってることを脳が理解出来るのか?と言うことになる。
これを、人は意識なんて呼ぶわけだが、根本的解決ではないわな。

それを代理にやらせたらどうなるか?と言う視点で考えると、
この寄生獣は一つの可能性として見えて来る。

でも、結局結論のでないお話。
人間とは、自分に無知だからこそ生きて行けると言うこと。
なんの為に生きて活かされているかを知ったら、多分…

そう、脳はただそこに有る。

現代版ルパン。母親が美術品きり刻んで捨てるとてもステキです(笑)
見る人によっては美術品ってそんなもんです(笑)
ネームバリューに酔いしれてる評論家にはいい薬じゃないですかね。