【祝!】 おかえり はやぶさ
はやぶさの長い旅路は終わった。(はやぶさリエントリー動画)(って言っても、明日カプセル回収、試料採集が残ってるから、ミッションはまだ終わった訳じゃないけど。)
本当は2007年に帰ってくるはずだったけど、色々あって、2010年にずれ込んだけど、満身創痍の状態ででも帰ってきてくれたことには嬉しく思う。
おいらはもうオッサンなんで、宇宙開発に関われることはない(税金を納めるって形で間接的には関われるけど、無能な政治家のおかげでどーなるか)とは思うけど、これを見て、宇宙開発の道を歩んでくれる子供達に夢を与えた功績は大きいと思う。
月以外の星と往還したって時点で、宇宙開発史を塗り替えるに等しい偉業。
でも、それ以上に、この夢を持てない時代に、子供と、オトナに夢を与えられたことを高く評価したい。
はやぶさは神憑り的なリカバリ運用でやっとこさ帰って来れたと言う方が正しいんだろう。
余裕綽々無問題って訳にはいかなかったけれど、次回のプロジェクトは余裕綽々で帰ってこられたらいいと思う。
一つの成功の下には沢山の輝かしい失敗がある。
このはやぶさプロジェクトも、のぞみの失敗があり、遡れば50年前のペンシルロケットまで遡る。
はやぶさプロジェクトが成功裏に終了した事を、一般市民のこの反応を見て、「二番じゃ駄目なんですか?」って言ってた政治家の間抜けどもはどう感じているのでしょうか?
50年後を見据えて研究をする。それがこの世界の基本なのに、超短期的に成果が出ないからと予算カットってもう間抜け以外に言いようが有ろうか?
はやぶさのプロジェクトは200億円+α程度しかかかっていない。それをカットするって何考えてるのだろうか?
そういうお馬鹿さんが政治家やってるんだから、悲壮感も漂う。
そう言う中で、はやぶさの成功は、非常に素晴らしいことだと思う。
これでちょっとは世の中の流れが変わってくれればいいけど。諦めたら終わりってのははやぶさ運用チームが示してくれた。
諦めたら終わりなのは、我々も同じ。政治家のやることを指を咥えてみてたら本当に終わってしまう。
だから、技術開発で、何かできることを。
関係者の皆様に、とりあえず(サンプル回収がまだだからね)、おめでとうと。
お疲れさまでした。
そして、夢と希望をありがとう。