安いって事は…
成田空港を拠点に3日就航した格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは28日、機体に鳥がぶつかる「バードストライク」の影響により、成田―那覇間を往復する2便を欠航させた。
欠航はこれで3度目。同社は新千歳便なども含め4路線をわずか3機(いずれも180人乗りの同型機)でやりくりしているため、機体に何か異常があると影響が大きくなりやすい。利用客からは「もうLCCには乗らない」と不満の声も上がった。
安いって事は、何らかのサービスが欠落していて当然とは思わないんだろうか?
航空会社にとって、航空機ってのは、高い資産なので、運航せずに機材を遊ばせると損をする
=なるべく運航したい(空港に駐機しとくと、空港の運営会社に駐機料とかも払わないと駄目だしな)
すると、最初に予備機材の数を減らす。
10機と1機の予備機を100機と1機に減らせば、必要経費ってのは、11/10から101/100になるので
乗客の負担額ってのは減るわな
それを突き詰めていけば、予備機を持たない。メンテ時は欠航するって戦略もあるわけ
定期メンテナンス時はスケジュール的に欠航しておけば良いので良いけどこう言う突発的なときは、もう仕方ないわな。
海外のLCCなんて、欠航時のホテル代とかの保証もしない変わりに更に安い
最低限の安全が担保できればそれ以上はサービスなんだから、必要ない人は要らないで良いと思うのだ。
フライトアテンダントさんは非常時の90秒ルールの為に、非常ドアの数(正しくはドアの数+(通路の数-2)*ドアの数だけど、両側に合計10ドア合って2通路機なら、10人のスタッフが必要ってわけ)は最低限乗る必要があるしっていうかこのためだけに乗ってると言っても良いわな
後の仕事は全部サービス。
安い物には裏があるわけで、信頼性を要求するなら、その辺をちゃんとしたところを使うべきだし
納得するなら安いところ使えば良いってそれだけの話なんだけど
判ってないよな。こういうの使う層って。そういうことが判ってないからこそ所得が少ないって可能性も高いんだけど。
究極のスタンバイってのは、アメリカの大統領専用機やそれを真似した日本の政府専用機ってやつ
常に2機ペアで飛んで、トラブルがあってもそのまま任務を遂行できるようになってる
(アメリカはスタンバイ機がさらに1機有るので、1機トラブっても、直ちにそのスタンバイ機が合流して2機体制は維持される仕組み)
多重化するそのコストってのは計り知れないわな
必要だったらせざるを得ないわけだけど。