はやぶさ サンプルリターン成功へ一歩前進か?
「はやぶさ」カプセルに粒子十数個 直径1ミリ 「イトカワ」由来かは不明
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、小惑星探査機「はやぶさ」のカプセル内に直径1ミリメートルほどの肉眼で確認できる微粒子十数個と、同10マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルほどの微粒子2個を顕微鏡で確認したと発表した。分析はまだ一部で、今後粒子の数は増える可能性がある。ただ、微粒子が地球由来のものか、小惑星「イトカワ」由来のものかは不明だ。
地球由来の物か判らないって事だけど、1mm程度の方は間違いなくmade in イトカワだと思うな。
クリーンルームで組み立てられて、打ち上げ直前まで、窒素ガス供給して、清浄を保ってたんでしょ?
微粒子の方は判らないけど、大きい方は普通に考えて入る原因が考えられない。
まぁ確定するのは検査後なんだろうけどね。
サンプルリターン成功の可能性へ一歩前進か。
まぁ、はやぶさって、MUSESの名前が示すとおり、工学試験衛星だから、小惑星往還が出来た時点で十分な成果な訳です。
ここで実証した技術を元に、科学探査機を作成して、それで観測・サンプルリターンをするのが、セオリー。
このサンプルがイトカワの物だったとしたら、はやぶさは工学実験機として、十分すぎる成果を残したことになる。
もちろん、コンテナの開封手順の確認とかそう言う諸々も工学実験機の性能試験の一環なんだろうけどね。
だから、入っていなくても、回収時にサンプルが汚染しないかどうかなんかも、科学探査機がサンプルリターンした時の為のノウハウ習得になる。
MUSESシリーズとPLANETシリーズという二本柱が今まであるわけで。
金もなければ時間もないから、どっちもどっちな所もあるんだけど、次の探査機は純粋な科学探査機として作られるでしょうな。